大賞 本沢屋 おやまゆうえんハーヴェストウォーク店
子供服のプレゼンテーションにふさわしく、可愛らしさいっぱいのディスプレイになりました。
センターのテーブルにセットしたギフトボックスを積み上げたオブジェがまるでクリスマスケーキを想像させ、ウインドウの前を通る多くの子供達の目を引き付けることができるでしょう。
ボディの顔に付けたマスクも興味をそそるものになっています。全体の色目をややくすんだものに統一したことも、赤や緑などのビビッドな色が氾濫するクリスマスシーズンでの他店との差別化に貢献しているのではないでしょうか。
優秀賞 イワキ 池袋パルコ店
ブランドの持つフレンチテイストの小粋なイメージを最大限に引き出したディスプレイ。眼鏡を置いたベースや周囲にたくさんころがっている小さなボールや奥のボックスに至るまでの、淡い色合いとふわふわした素材感の統一が商品の印象をより際立たせています。あえてリアルなクリスマスツリーにしなかったのもブランドイメージを表現することに成功しています。
クリスマス演出でありがちな、赤×緑×ゴールドという色使いを再考する時かもしれません。
優秀賞 スミノ ポートランド港南台店
多くの店では忘れられがちな柱周りの棚上部をうまく活用した好例です。ここは店頭からも良く目に入るスペースなので、アイキャッチャ―として使いこなせれば入店促進の武器になります。
なんといってもカラーの主張が明確なことがプレゼンテーション効果を引き出しています。シャツのチェックの色まで含めた商品だけでなく、背景の演出物やギフト袋に至るまでカラーコントロールが徹底されているので、遠目からのアテンションが期待できます。
ライフスタイル賞 豊田まちづくり 私の部屋
まさしく新春の食卓風景が想像できるようなプレゼンテーションになっています。
お正月らしい梅の枝飾りがアイキャッチャ―として活かされています。雑貨類は比較的小さな商品が多いので遠目からはよく目にはいりません。このような目を引く演出物は効果大です。
また中央の黄色の皿がアクセントとして、ディスプレイ全体の印象を引き締めています。
MD賞 ドンク 上六近鉄店
ワンアイテムに絞り込み圧倒的なボリューム感を演出する方法はスーパーマーケットなどではよく見られるが、比較的小さな商品が多いベーカリーではと考えるととても印象に残りました。自店の商品に確固たる自信がなければできないことだと感心しました。
ディスプレイ商品の訴求だけでなく、このコーナー自体が売場のアイキャッチャーとしての役割を果たしています。またパッケージのデザインや積み上げ方もうまくできています。
コーディネイト賞 ナカガワ GIZA-GIZA
ほのぼのとしたファミリーでのお出かけというシーンが的確に表現されています。お父さんと男の子、お母さんと女の子というセットで、アイテムやカラーだけでなく着こなしまでコーディネートされていて、このディスプレイを実施したお店のスタッフのきめ細かな気遣いが感じられるステージが完成されています。あえて周囲のクリスマス装飾に派手な色を使わなかったのも、商品自体の訴求に効果的を発揮しています。
色彩賞 ホットマン 富山大和店
タオルのプレゼンテーションにありがちなカラフルな訴求ではなく、あえて白×ピンクの2色に絞ったことで、かえって遠目からのアイキャッチャ―として効果的なものになりました。
加えて色の主張を抑えたことで、商品の高級感や品質の確かさを印象付けるものになっています。お店のスタッフ自店の商品に対する自信と信頼があふれ出て来るようなディスプレイです。丁寧なタオルの畳み方や積み上げ方などきめ細かな気遣いも好印象です。
ストーリー賞 山野楽器 山野ミュージックサロン新浦安
バイオリンをクリスマスディナーの一皿に見立てた演出は、とてもオリジナリティが感じられ通りがかりのお客さまの目を引くことは間違いないでしょう。楽器以外の色を赤と白に統一したことで楽器自体が際立つ効果が見られました。
テーブルセッティング自体を手抜きせずリアルに再現したことで、ディスプレイそのもののクオリティも向上してさせています。
入賞 かねまつ 新宿小田急店
赤と黒にゴールドというオーソドックスな色使いが、老舗ブランドの確かさを感じさせます。
全体を三角形にまとめた構成も、落ち着いた高級感を表現できています。靴・バッグともアイテムを絞り、カラーバリエーションを訴求したことでよりインパクトの強いディスプレイになっています。
入賞 銀座マギー セレオ八王子店
とてもきれいな色使いのコーディネートです。
訴求商品のカラーコーディネートにとどまらず、装飾ツールのカラーも統一したことで、インパクトのあるウインドウディスプレイができました。
また装飾に使ったペーパークラフトが商品の手作り感を顧客に与える効果を果たしています。
入賞 生活の木 高槻松坂屋
パッケージの使い方が秀逸です。
パッケージ自体もきれいでインパクトのあるものですが、積み上げた時の高さや向きを考えて、ディスプレイ全体を見た時の姿をしっかりと描かれた、ち密な計画性が感じられました。
商品を説明したPOPもわかりやすく、販促効果の高いものになっています。
入賞 たまゆら たまゆらアスレ
左右テーブル上の動きのあるマネキンはいやでも目を引き、店頭のアイキャッチャーとしての効果大です。
カラーの統一感とも合わせて店頭を行くお客さまも立ち止まることは間違いないでしょう。
ワンプライスでの訴求になっていて、より販促効果が高いPOPだと思います。
入賞 メーカーズシャツ鎌倉 丸の内店
ビリヤードの持つクラシックで男っぽいイメージが、MDコンセプトであるトラディショナルな雰囲気が醸し出されたディスプレイです。
サスペンダーとカフリンクスやネクタイのきれいなディンプルなどきめ細かな気遣いが、着こなしにこだわる顧客の信頼感につながるのではないでしょうか。
入賞 メルボメンズウェアー 麻布テーラー銀座7th店
注文服という扱い商品の性格上、冬に春のイメージを演出するというのはとても難しいことですが、差別化という点ではメリットもあります。
ネイビーとベージュという春らしい色使いがジャケット×パンツだけでなくネクタイまで徹底されていて、軽やかな新しい季節というイメージが良く伝わってきます。コートハンガーに掛ける手法もオーソドックスなものですが、左のボディとの構成バランスがベストです。
入賞 ライトオン おやまゆうえんハーヴェストウォーク店
まず背景の大きな星とギフトボックスがアイキャッチャ―としての役割を果たしています。
デニムをテーマにした写真をツリーの形にした演出も自店らしさを表現しつつ、ユニークな演出になっています。ウインドウ全体を通してデニムカラーが際立っていることで、自店の性格が的確に見せられています。